お母さんいまどこに・・

今年初めに母親を自死で亡くしました、最後に電話で話したのは娘の私でした。

お母さんいまどこに・・の新着ブログ記事

  • 最後に

    このブログを読んでくださった方ありがとうございました。 私の事を心配してコメントをくださった方、いいねをくださった方、ありがとうございました。 先月私を娘のように育ててくれた祖母が亡くなりました。 あれから母のことを考えない日は1日もありません。 このブログを書くことで皆さんのブログを拝見させてい... 続きをみる

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  • 月命日

    母の住む街に10年ぶりに帰ってきた 帰ってきも母は居ない 4回目の月命日 いつもの場所に花をたむける そうする事で母に会えた気がする 気持ちが幾分落ち着く気がする 私は二重人格になったと思う 母の事を知らない人と話すとき 家族を心配させまいと明るくふるまうとき 1人になって涙が止まらなくなるとき ... 続きをみる

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  • 母の日

    母の日 今年は花を贈る母が居ない どんな小さな花でも母は喜んでくれた そんな母だった 今年も嬉しそうな母を見たかった お母さん私はまだ立ち直れない 1人になると泣いてばかりだ 実家に帰っても母の遺品を触れない 小さな虫さえも お母さんかもしれないと思い あの時のまま愛おしく感じる 5ヶ月たっても何... 続きをみる

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  • どうしようもないこと

    自分は強いと思っていた 幼稚園の時から病院には1人 歯医者で抜歯の時も1人 3本抜歯した日も歩いて帰った 小学校の時はお裁縫セット、お習字のセット セットものは何も買えなかった 家庭科の時間はハサミと糸と針のみ 習字の時間も同じような感じ 中学校の部活のラケットや靴も 時々祖父母や親戚がくれたお小... 続きをみる

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  • 人に会いたくない

    休みになって たまにしか会わない 親戚に会わなければならない わかるけどわかっているけど 今の私には辛い 別に何か言われるわけではない でも、どんな顔したら まだそんなに笑えない 下手な作り笑い それとも暗い顔 それでも時々誰かに会ってしまった時は 何を話したかどんな顔をしてたか わからないぐらい... 続きをみる

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  • 今年は

    毎年母の日は花を送っていた 去年は入院したのを知らず 喜ぶ母の顔を想像しながら 連絡がないのを不振に思い弟に連絡 入院したって 教えてくれたら せめて病院に花を持って行ってくれたら 母の家にメッセージカードだけがあった いつものように花おくったよ それだけでも伝えておきたかった 今年はおくる母が居... 続きをみる

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  • 行きたかった場所

    帰ったらずっと行きたいと思っていた場所 母の好きな物と白い花束を持って1人 そこは母の見つかった場所 自宅からあの日のように堤防沿いを行く この長い道を川を母がたどっていったんだと涙が次から次にこぼれた 寒い冬が過ぎて 堤防にはアザミやシロツメクサが咲いていた 緑がたくさん溢れていた 海まで400... 続きをみる

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  • お線香

    母に会いに帰った もしかしたらいつものように 座っているかもしれない 玄関に入ったとたん 私の期待は裏切られる 懐かしい母の香りはなく かわりにお線香の香り 寂しい気持ちになる もちろん母はいない たまらずタンスを開けて 赤いカーディガンを出した 母が微笑んでいる 帰省したからと言って 何かしても... 続きをみる

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  • 夢でもいいから

    桜が散りはじめてほっとする 母の事を知らない人が花見に誘う なんて断れば良いのだろう 母の事を知ってる人も花見に誘ってくれる なんて断れば良いのだろう 雨が降って風が吹いてほっとする 10年ぶりに入院した母 小さな私を抱いた写真はすらっとしていた 投薬をはじめて40年副作用か 洋服のサイズは3Lだ... 続きをみる

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  • 人の気持ち

    帰っても毎日泣いて過ごした 1人になった時だけ 母の写真がいつも見えるところにある おはよう、おやすみ 誰にも会いたくない買い物は夜に1人 そんな時に限って会わなければならない あれから笑っていない、うまく笑えない 食事はだいぶとれるようになった テレビも見るようになった 罪悪感が頭から離れない ... 続きをみる

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  • 暖かい日

    帰る日、いつものように堤防へ向かう 土手に小さなつくしが芽吹いていた 持ってきた服が暑く感じる 母が亡くなった寒い日が過ぎていく 暖かくなんてならなくていい ずっと寒いままで母の事を思っていたい 1ヶ月遅かったら母は亡くならなかったかも 今さらいろんな事が頭をめぐる お母さん もうすぐ好きだった白... 続きをみる

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  • 母とともに

    葬儀が終わり 私は1人母の家に居た。 年末に撮った穏やかな顔の遺影 小さくなった母のお骨 母が寂しいので今日はここで休む 急に張り詰めていたものが切れた もし許されるなら 母のもとに行くなら今日しかない 1人で居られるのは今日しかない あの時、あの夜、本当に死に迫っていた ふと引き出しにあるハガキ... 続きをみる

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  • 別れの時

    叔母が帰ってきてお棺の前でずっと泣いている、私と同じように泣いて悲しんでくれる人が居る、嬉しかった。 病気のせいでいろんな人に迷惑をかけた、今回のこともそう、誰もが母の死を悲しんでいない、中には安心した人も居る、わかっていた。表向き悲しいふりをしているだけだ、私の気持ちが荒んでいるのか、いやそれが... 続きをみる

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  • 会いにいく

    次の日の午後実家に着いた、母を夕方迎えに行き皆が母の帰りを待ってくれていた。 まず私達が母に会った。 半透明のビニールに覆われ全身ベールをつけているようだった。 どんなお母さんでも受けとめる覚悟をしていた 確認出来たのは鼻と手と足だけ 私と同じ爪、小さい時よく手をつないでくれた優しい手 間違いない... 続きをみる

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  • 連絡

    昨日はたくさん泣いた、母が居なくなってから泣いてばかり顔の表情が変わった気がする。今日も何も出来ないまま1日が過ぎる。 これから伝えることはかなり辛い内容です。 夜10時半、携帯が鳴った弟から さっき、川で母らしき人を夜釣りをする人が見つけたらしい、俺も今から行くまた連絡する。 胸が苦しかった、き... 続きをみる

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  • 母の誕生日

    自宅に帰っても捜索出来ないもどかしさ、気持ちは落ち着かなかった。どこへ行くにも携帯を離さず人と会うのを避けたかった、実家に居るとき以上に妄想は膨らむばかり、相変わらず眠れず食事は1口。 しかも今日は母の62歳の誕生日、いつもならプレゼントこそなかったが電話は欠かさなかった、でも母がいない。いてもた... 続きをみる

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  • この海のどこかに

    次の日の朝ようやく船を2隻出してもらえた、私が乗船準備をしていると姉ちゃんは乗せられない、長時間になるだろうし船酔いやトイレの事、そしてまだ小さな息子がいる私に何かあってはいけないと、弟が友達に頼んで乗ってもらった。船を見送ると海岸を歩いた、いろんな物が流れ着いていた時々止まって海を眺めた、お母さ... 続きをみる

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  • 焦る気持ち

    案の定、夜から雪は降り出し夜が明ける頃には外が真っ白になっていた、船は出せなかった。それでも何もしないでいられない、雪道に慣れていないがいつものように堤防から海に、この日から海岸や港、橋の上、双眼鏡片手に雪の中を探し続けた、不思議と寒くなかったそんな気持ちをもつ余裕すらなかった気がする。 ここから... 続きをみる

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  • 10年に1度の大雪

    任意で捜索をして2日目、母は見つからない。相変わらず弟は堤防の事を否定し近くの山を捜索していた。私は変わらず毎日海まで母を探しに行っていた、夕方になり明日は大雪で捜索は無理かもしれないと告げられた、今日で6日間本当にありがたかった。最後に弟が聞いた今後家族で捜索するならどこが…言いにくそうにその方... 続きをみる

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  • 寂しさ

    4日目の夜、預けていた息子を連れて初めて弟宅と同じ庭にある母の家に泊まった、母の匂い、赤いカーディガン、食べかけのパン、炊かれたままのご飯、よく履いていたスリッパ、何を見ても胸が苦しかった、退院してシャワーは浴びたようだが、お風呂に入っていなかったようで浴槽にはクモが死んでいた、シャワーヘッドが壊... 続きをみる

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  • 4日間

    相変わらず寝たか寝ないかわからない日々が続いていた、食事は水分と1口だけ皆を心配させないため昼食の時間には戻るようにした。 心配して親戚、遠い親戚、知らない人もたくさん来た、誰にどんな言葉をかけられても心にひびかなくなっていた、気持ちがすさんでいた。この頃になると呪い師、占い師に尋ねてみてはと毎日... 続きをみる

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  • 母に会いたい

    母を見つけられず暖かい布団でやすむことが苦しかった、ためらわれた、寝たか寝ないかわからない夜が明けた、お母さん夕べはどこで過ごした?お母さん会いたいよ。 母が居なくなってからずっと寒い日が続いていた、昨日の堤防の事を弟や叔父に話したが弟はそんな勇気は絶対ないと否定した、ここ数年調子が悪いと時々死に... 続きをみる

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  • 10分

    母と最後に会話したのは娘の私、たった10分間の会話だった、あれが最後の会話になるならずっと切らないで母とたわいのない会話を続けていたかった、母を大好きだって言ってあげたかった、育児に忙しいであろう私のことを思ってかあまり電話をしなかったのだろう、時々息子の歌を聞かせてほしいと電話してくる時があった... 続きをみる

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  • 母の性格

    お昼になって親戚に少し休んだ方がいいと呼ばれた、お昼ご飯なんて食べてる場合じゃない、そんな気分だったイライラしていた思わず言ってしまいそうになった、だけど睡眠不足と歩き疲れでひどく喉が渇いたので温かいお茶を飲んで少し休んだ。 母は几帳面な人だった、病気のせいか料理と掃除はあまりしない人だったが出掛... 続きをみる

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  • 通行止め

    大雪の予報をうけ夕方1人で明日の買い物に出掛けていた、レジでお会計間近めったに連絡をしてこない弟から電話がきた「お母さんが居なくなった」行きそうな所は探してみた、これから警察に届けをする。頭の中が真っ白になってどうやって会計したか帰り着いたかよく覚えていない、ただ実家に帰らなくては母を探さなくては... 続きをみる

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  • 大雪

    これから私が伝えることは時に気分を害する内容もあるかもしれません、ご了承ください。忘れゆく母の最後の記憶を残したくこのブログをはじめます。 明日は大雪と予報が出ていた寒い日。 母が退院したが病院に帰りたいようだと連絡があった、退院していた事を知らなかった私はまず声を聞きたかった、またわがままを言っ... 続きをみる

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