お母さんいまどこに・・

今年初めに母親を自死で亡くしました、最後に電話で話したのは娘の私でした。

10年に1度の大雪

任意で捜索をして2日目、母は見つからない。相変わらず弟は堤防の事を否定し近くの山を捜索していた。私は変わらず毎日海まで母を探しに行っていた、夕方になり明日は大雪で捜索は無理かもしれないと告げられた、今日で6日間本当にありがたかった。最後に弟が聞いた今後家族で捜索するならどこが…言いにくそうにその方は答えた、明日辺りなら海が良いかもしれない、弟は黙ってうなずいた。


その時気がついた、皆わかっていたのだと思う、堤防の現場を誰もが捜索して見ていた、皆わかっていて私達に寄り添ってくれていた、弟の気持ちむげにせず山の捜索にも付き合ってくれていた、本当に有難いと心から感謝した。現に1日目より私の弟の気持ちはだいぶ落ち着いたように感じる、母がもう生きていない諦めからか、皆さんのおかげだと思う。


その日で捜索は打ち切り、夕方落胆して堤防にいる私に叔父から連絡があった、明日から海を捜索しよう、知り合いに船をチャーター出来るように話してみた、これから行ってほしい。それから1人いつも探している海近くの事務所に行った、これまでの捜索、母が居なくなった経緯、遺留品も何も手掛かりがないこと。天候次第で明日にも出してくれる事になったが明日は大雪の予報が出ていた、きっと何も出来ない、辛かった。